説明
「これ以上は締めたくない」の境界線を正確に守る。
SLOKY(スローキー)のトルクアダプター「TOK-12-5.0-S」は、規定トルク5.0Nmに達すると空転し、それ以上力を伝えない構造になっています。
つまり、誰が使っても“5.0Nmで止まる”。これが最大の価値です。
ねじやボルトの締め付け作業は、強く締めれば良いというものではありません。
特に、樹脂ハウジング・アルミパーツ・精密機構・細ねじなどは、ほんの少し締めすぎただけで「割れる」「ネジ山が飛ぶ」「本体ごと交換になる」といった致命傷になりがちです。
5.0Nmモデルは、そういった“壊したくないけど、確実に固定したい”場面で頼れるトルク帯。しっかり保持したい中トルク域の組付けにちょうどいい設定です。
使い方は簡単。
差込角は1/4HEX(6.35mm)。
ビットドライバーやラチェットハンドルなど、お手持ちの1/4HEX対応ツールに挿し込むだけでトルク管理ができます。
アダプター本体の全長はわずか38.3mmとコンパクトなので、エンジンまわりの奥まった位置や、筐体内部の狭いネジ位置などにもアクセスしやすいサイズ感です。
精度と耐久性もプロ仕様。
・トルク精度 ±10%
・ISO 6789準拠
・5000回の耐久テストをクリア
・炭素鋼ボディ(硬度HRC43~48)
作業現場で繰り返し使うことを前提とした信頼性の高さは、量産組立の現場からメンテナンスショップまで安心して導入できるレベルです。
このアダプターの便利なところは、“締めるだけでは終わらない”ということ。
ネジの緩め作業にも対応しており、設定トルクの1.3倍まで反時計回りで使用可能です。
つまり「締めた→確認した→一度緩めて再調整」という、実作業でよくある流れを、ひとつのツールで回せます。
どんな用途で活きるの?
・スローアウェイ式チップ交換など、切削現場の精密固定
・自転車整備(特に強度が必要な固定部分)
・電装系、筐体固定、各種ブラケットの取付
・樹脂やアルミ素材へのボルト固定
・電子機器や精密機械のメンテ/組立
特に切削現場では、チップの固定トルクが品質に直結します。トルクが強すぎればネジやホルダーを痛め、弱すぎればビビりやズレが起きる。
SLOKYが選ばれる理由は、その「ちょうどいい」状態を、現場の誰がやっても再現できる点にあります。
まとめると――
・締めすぎ防止で部品を守る
・誰が使っても同じトルクで再現性が高い
・1/4HEXで使い回しがしやすい
・小型・高耐久で現場導入しやすい
精密なはずの小さなネジ1本が、完成度と信頼性を左右する。
そういう仕事をしている方にこそ、この5.0Nmモデルは“道具ではなく保険”になります。
【仕様】
・規定トルク:5.0Nm
・差込角(HEX):1/4(6.35mm)
・全長:38.3mm
・材質:炭素鋼
・硬度:HRC43~48
・トルク精度:±10%
・規格:ISO 6789準拠、5000回テストクリア
・JANコード:4545301117072
・メーカー名:SLOKY(スローキー)
・メーカー品番:TOK-12-5.0-S
【主な用途】
・スローアウェイ式チップ交換
・樹脂・アルミなどデリケートな部材の締付け
・電子機器/電装部品の固定
・自転車まわり等のメンテナンス
・トルク管理が必要な精密作業全般
【注意事項】
・DIN EN ISO 6789準拠のトルクテスト済み。
・トルク調整、分解修理、校正証明書の発行には対応していません。
・反時計回りでの使用は、設定トルクの1.3倍以内を目安にしてください。
・「締まらないより、とにかくガッチリ締めたい」は破損のもとです。トルク管理は、品質とコストを同時に守るための基本です。
【ブランド紹介】
SLOKY(スローキー)
CNCや工作機械の世界から生まれた、精密トルク管理ツールの専門ブランド。0.1~数Nmの繊細な領域を誰でも再現できるようにし、破損リスクを減らし、安定したクオリティで作業できる環境を届けています。製造現場はもちろん、自転車や電子機器の分野でもいま注目されています。






