説明
「締めすぎたら一発アウト」の現場に、安心を。
SLOKY(スローキー)のトルクアダプター「TOK-12-3.0-S」は、規定の3.0Nmに達すると自動で空転し、それ以上力が伝わらないように設計されたプロ用のトルク管理ツールです。
過度な締め付け=オーバートルクを機械的に防ぐことで、パーツ破損やねじ山つぶれといった致命的なトラブルを未然に止めます。
3.0Nmクラスは、樹脂・アルミ部品よりもやや剛性の高い部材や、しっかり固定したい中トルク域の締結にちょうどいい数値帯。
自転車まわりの複数の固定部、車載電装のブラケット、機械カバー、筐体の要所など、「ちゃんと締めたいけど、壊したくはない」場面でかなり使いやすい設定です。
軽量パーツや樹脂ハウジングでも、ガチガチに締め上げすぎず、適正な保持力にコントロールできます。
もう一つの魅力は、誰でも同じ結果が出せること。
熟練の整備士が指の感覚で「これくらい」と判断していた世界を、数値でそろえることができます。
つまり、再現性の高い組み付け品質が手に入るということ。
組み直し後にガタついたり、逆に割れたりするリスクを減らせるので、量産組立・メンテナンス・リペアのどれでも大きな武器になります。
取り付けはシンプル。
差込角は1/4HEX(6.35mm)。一般的なビットやビットドライバー、ハンドル、ラチェットなどと組み合わせて使えます。
全長は38.3mmと非常にコンパクトなので、狭い場所でも邪魔になりにくく、ピンポイントでねじを狙いやすいのも現場目線で嬉しいところです。
そして、ただ便利なだけでは終わりません。信頼性もハードに作り込まれています。
・トルク精度 ±10%
・ISO 6789準拠
・5000回の耐久テストをクリア
・炭素鋼ボディ(硬度HRC43~48)で高い耐久性
現場で使い倒せることを前提にした、いわゆる“使える精密工具”です。
さらに実用的なのは、締めるだけじゃなく「緩める」作業にも対応していること。
設定トルクの1.3倍までの範囲であれば、反時計回りでネジを外す作業にも使えます。
組み付け確認や仮組みからの微調整など、メンテナンスサイクルのなかでそのまま一本で回せるのは大きな効率化です。
どんな現場で役立つ?
・スローアウェイ式チップ交換など、切削現場の精密な固定
・樹脂・アルミなどのデリケートな部品の締付け
・電装系、電子機器、精密筐体の組立
・ホビー/プロを問わず、自転車メンテナンス
・小さなネジが製品寿命を左右してしまう組立・保守作業全般
「強く回す=正解」ではなくなっている今、必要なのは“正しく回す”という考え方。
このトルクアダプターは、まさにそのための小さな保証書のような存在です。
【仕様】
・規定トルク:3.0Nm
・差込角(HEX):1/4(6.35mm)
・全長:38.3mm
・材質:炭素鋼
・硬度:HRC43~48
・トルク精度:±10%
・規格:ISO 6789準拠、5000回テストクリア
・JANコード:4545301117065
・メーカー名:SLOKY(スローキー)
・メーカー品番:TOK-12-3.0-S
【主な用途】
・スローアウェイチップの固定/交換
・樹脂パーツ・アルミパーツなどの締付け
・電子・電装機器の組立やメンテ
・自転車の各部固定など、精密なトルク管理が必要な作業全般
【注意事項】
・DIN EN ISO 6789に準拠したトルクテストを実施済み。
・トルク調整や分解修理、校正証明書の発行には対応していません。
・反時計回りでの緩め作業は、設定トルクの1.3倍以内で行ってください。
・過度なトルクはねじ山をなめるだけでなく、母材側の破損・交換コスト増にもつながります。適正トルク管理は結果的に製品寿命の延長にもつながります。
【ブランド紹介】
SLOKY(スローキー)
“トルクは感覚ではなく、コントロールするもの”という考え方を、誰でも扱える小型アダプターに落とし込んだブランド。CNC加工や精密分野だけでなく、自転車・電装・ホビー整備まで、プロレベルのトルク管理を日常工具の延長で実現します。






