説明
ネジを「締めすぎない」。それだけで、現場はもっと安心で、もっと早くなります。
SLOKY(スローキー)のトルクアダプター 2.0Nmモデル「TOK-12-2.0-S」は、一定トルクに達すると自動で空転し、それ以上力が伝わらない構造。
過剰な力による破損やカジリ、ねじ山つぶれを未然に防ぐための“トルク管理のストッパー”です。
2.0Nmというレンジは、小型~中型クラスのパーツ固定でよく使われる実用的な領域。
プラスチック+金属の組み合わせパーツ、樹脂ハウジング、ブラケット、軽合金パーツなど、「壊したくないけど、ちゃんと固定したい」場面で頼りになる設定値です。
特に、自転車の整備・各種ブラケット類の固定、電子・電装系まわりのカバー止めなどで重宝されるトルク帯です。
ポイントは“誰が使っても同じ力で止まる”という再現性。
熟練の感覚頼りではなく、数値で締付け品質をそろえることで、作業者ごとの差が小さくなり、再組み付け後のトラブル(割れ・緩み・ガタ・ビビり)も抑制できます。
製造現場や整備現場ではもちろん、個人のガレージメンテでも「安心して締められる」という安心感は大きな武器になります。
使い方はとてもシンプル。
差込角は1/4HEX(6.35mm)対応。つまり手持ちの1/4差込のビット、ビットドライバー、ラチェットハンドルなどにそのまま組み合わせ可能。
専用ハンドルを買い足す必要はありません。全長38.3mmというコンパクトサイズなので、奥まったねじにも届きやすく、狭い場所でも扱いやすいのがうれしいところです。
耐久面も妥協なし。
・ISO 6789準拠
・5000回の繰り返しテストをクリア
・トルク精度 ±10%
・本体は炭素鋼採用、硬度HRC43~48
これは「一時的な便利グッズ」ではなく、プロの現場で日常的に使うことを前提にした設計です。
さらに便利なのは、締めるだけでなく“緩め方向”にも使えること。
設定トルクの1.3倍までであれば、反時計回りに回してネジを外す作業にも対応します。組み付け→確認→一度外して再調整、といった流れが多いメンテナンス業務ではこの機能が効きます。
活躍するシーンは多岐にわたります。
・スローアウェイチップの交換など、切削現場でのチップ保持ねじの締付け
・電装、電子機器、筐体、弱いねじ穴に負担をかけたくない作業
・自転車などの整備で、樹脂・軽合金パーツを割りたくない固定部分
・光学・精密機器のカバー止めなど、均一なトルク管理が品質を左右する場面
・個人整備でも「とにかく壊したくない」という不安を取り除く道具として
「締めすぎて割った。」「ねじ山つぶした。」そんなヒヤリを、これ1本でぐっと減らせます。
“緩みそうだからとにかく強く締める”はもう卒業。これからは「正しく締める」時代です。
【仕様】
・規定トルク:2.0Nm
・差込角(HEX):1/4(6.35mm)
・全長:38.3mm
・材質:炭素鋼
・硬度:HRC43~48
・トルク精度:±10%
・規格:ISO 6789準拠、5000回テストクリア
・JANコード:4545301117058
・メーカー名:SLOKY(スローキー)
・メーカー品番:TOK-12-2.0-S
【主な用途】
・スローアウェイ式チップの交換・固定
・樹脂・アルミ等デリケートなパーツの締付け
・電子機器や精密筐体の組立
・自転車・電装まわりのメンテナンス
・トルク管理が必要なあらゆる精密作業
【注意事項】
・DIN EN ISO 6789に準拠したトルクテスト済み。
・トルク調整や分解修理、校正証明書の発行には対応していません。
・緩め方向の使用は、設定トルクの1.3倍以内で行ってください。
・オーバートルクは、ねじ山破損・母材破断・追加コスト発生の原因になりますのでご注意ください。
【ブランド紹介】
SLOKY(スローキー)
CNC加工や精密組立の現場から生まれたトルク管理ブランド。0.1~数Nmといった繊細な領域を安定してコントロールするための専用アダプターを展開し、「誰でも適正トルクで締められる」安心感を提供しています。自転車や電子機器など、従来専門工具が必要だった領域にも活躍の場が広がっています。






