説明
樹脂パーツを割りたくない。アルミハウジングを締め潰したくない。
でも、ちゃんと固定力はほしい。
そんなわがままな要求に応えるのが、SLOKY(スローキー)トルクアダプター「1.4Nm」モデルです。
このトルクアダプターは、設定トルク(1.4Nm)に達した瞬間に内部が空転し、それ以上力が伝わらない仕組み。
いわゆる“締めすぎ防止ストッパー”を内蔵した安心設計です。オーバートルク(締めすぎ)を物理的に防ぐことで、ネジ・母材・パーツ側の破損リスクを大幅に低減できます。
特に1.4Nmというトルク帯は、樹脂+金属の組み合わせパーツや、アルミ・マグネシウム系の繊細な部材を押さえるときにちょうどいいレベル。
「もうちょっとだけ回したい」がトラブルの原因、というのは整備の現場あるあるです。割れたら終わり、削れたら交換……そんな高い代償を避けるための“予防線”として1本持っておく価値があります。
使い方はシンプル。
差込角は1/4HEX(6.35mm)なので、普段お使いの1/4ビット、ビットホルダー、ラチェットハンドルなどにそのまま装着できます。
特別な専用ハンドルをそろえる必要がなく、導入コストも低いのが大きなメリットです。
全長も38.3mmとコンパクトで、狭い場所や奥まった場所でも取り回しやすいサイズ感になっています。
現場目線のタフさもポイントです。
・ISO 6789準拠
・5000回の繰り返しテストをクリア
・トルク精度は±10%
・炭素鋼ボディでHRC43~48の硬度
つまり、ただの“便利グッズ”ではなく、繰り返し使うことを前提にしたプロ用ツールです。
また、締めるだけじゃなく、緩め作業にも対応。規定トルクの1.3倍までであれば、反時計回りに回してネジを外す用途にも使えます。
「締めたあと、もう一度点検して外したい」という場面でわざわざ工具を替えなくても良いのは、現場ではかなりラクです。
どんな場面で活躍する?というと--
・スローアウェイチップの交換(切削現場・製造現場での定番)
・電子機器や精密機器のカバー固定ねじ
・自転車まわりの軽合金・樹脂パーツの固定
・小型ブラケットやホルダーを破壊せず安定保持したいとき
・パーツ側を「守りながら」組み付けたい作業全般
特に自転車のメンテやカスタム、樹脂・カーボンパーツが多いハウジングの組み付け、そして精密機械・光学系筐体などでは、1.4Nmクラスはかなり“実用トルク帯”。
「感覚締め」で毎回変わる仕上がりから、「数値管理された安心」に一段格上げできるアイテムです。
【仕様】
・規定トルク:1.4Nm
・差込角(HEX):1/4(6.35mm)
・トルク精度:±10%
・全長:38.3mm
・材質:炭素鋼
・硬度:HRC43~48
・規格:ISO 6789準拠、5000回テストクリア
・JANコード:4545301117041
・メーカー名:SLOKY(スローキー)
・メーカー品番:TOK-12-1.4-S
【主な用途】
・スローアウェイチップの固定
・樹脂やアルミなどデリケートな母材にねじ止め
・電子機器や精密筐体の組立
・自転車や小型メカの保守点検
【注意事項】
・DIN EN ISO 6789に準拠したトルクテスト済み。
・トルク調整・修理・校正証明書の発行はできません。
・緩め方向で使用する場合は、設定トルクの1.3倍以内を目安にしてください。
・“工具本体の保護具”ではなく“トルク管理ツール”です。用途に合った安全管理のうえご使用ください。
【ブランド紹介】
SLOKY(スローキー)
精密トルク管理を「誰でも・すぐに・再現性高く」行えることを目的とするブランド。CNC加工現場や組立ラインはもちろん、近年は自転車、ドローン、医療・光学機器のメンテナンス分野でも評価が高まっています。






