毎日のようにニュースで報じられている物価の高騰。食品や日用品、外食、家電といった生活に密着したものから、原油や建築資材に至るまで、軒並み物価が上がっています。

手持ちの所得が増えるわけでもない状況下で、将来への不安を強く感じている方も多いのではないでしょうか。

エヒメマシンに寄せられる問い合わせを見ても、「工具の値上げ予定はありますかというご質問が徐々に増えつつあります

価格についてはお答えしにくい部分ではありますが、お客様にとって重要事項だと感じておりますので、エヒメマシンなりの見解をお話させていただきます

工具の価格のこれから:エヒメマシンの見解

工具の価格のこれから:エヒメマシンの見解

エヒメマシンでは、多彩な商品を取り扱う中で、工具メーカーの方々とも様々なやり取りを行っています。工具の値上げについて、日々の交渉の中からエヒメマシンが感じ取った見解をお伝えできればと思います。

社会情勢の変化や物価の高騰などの影響から、「工具の価格はどうなるのか?」という質問を頂く機会は過去にも何度かございました。

その都度、工具の開発費や人件費がふくらんでも従来モデルの価格は維持できるよう、メーカー各社それぞれが苦心しながら様々な工夫をこらしている姿を、私たちエヒメマシンも見てきました。

値上げをする場合でもその分の性能を上乗せしたり、そもそも1つのモデルを長く販売できるような計画を立てたりといった企業努力をしながら、どのメーカーも「できるだけ価格を維持する」べく取り組んでこられたのです。

ところが、今回は物価高が世界規模で進行しており、かつ日本の円安も進行しているという背景から、メーカーサイドは非常に厳しい状況に追い込まれました。

鉄鋼などの原材料や輸送コストが日に日に増大していく中で、結果、各メーカーとも「値上げをせざるを得ないという判断をされているメーカーが大半のようです。実際、エヒメマシンでも、

「他の業界が値上がりしていく中で、企業努力で価格を維持していたが、それが追い付かなくなった」

「できる限り従来モデルの値上げに対しては行わず、スペックも上げた上で新モデルとして出せるように調整していたが、今回の原材料高騰や為替の影響はカバーできる範囲を超えている」

「新モデル投入に合わせて市場価格にマッチする定価設定を行ってきたが、今回は値上げせざるを得ない。モデルを長く販売できるようにすることで、コストダウンを図っていく」

「値上げ以前に、材料の調達が上手くいっていないため、大幅な欠品が起きているのが課題」


といったお声を各メーカーの方々とやり取りする中で耳にしました。

現状値上げを予定していないメーカー様からも、そもそも材料不足で商品の安定供給に苦心しているというお答えがあり、各社の苦悩が見て取れます。

為替の影響をダイレクトに受ける海外のハンドツールメーカーは、2~3年に1回のペースで価格改正を行っていることを考えると、むしろ国内メーカーだからこそここまで値上げせずに踏みとどまってこれたように思われます。

現時点(2022.8)で判明している値上げ情報 

現時点(2022.8)で判明している値上げ情報 

2022年8月下旬で判明している各社の値上げ情報についてまとめました。随時更新していきますので、確認頂ければ幸いです。

・GENTOS(ジェントス):2022年9月1日より最大20%アップ
・ミズノ:2022年10月1日より安全靴を値上げ予定

※公開NGの情報もあるため、すべての値上げ情報ではございません

まとめ

今回の物価高騰のインパクトは非常に大きく、多くの商品で値上げに踏み切らなくてはいけない状況になっております。当店としても、日々交渉している中で、メーカー側も心苦しく思っていることがひしひしと伝わってきます。

結論として、「今後もさらなる値上げが行われる」可能性が極めて高い状況だというお知らせになりましたが、現状を正確に知っていただくことでお客様の購入タイミングや、今後の計画の参考になるのではという思いから、当店の見解を述べさせていただきました。

これからもメーカー各社と力を合わせながら、より良い商品を納得していただける価格でお届けできるよう、エヒメマシンとしても力を尽くして参ります。