Q.ナイキ・アディダス・ニューバランスの安全靴はありますか?【一問一答シリーズ】

輸送コストの上昇に伴い、大手物流企業による基本運賃値上げも実施されました。最近では送料無料表示に関する議論が活発に行われる等、社会的関心事として「送料」がひとつのキーワードになっているように思います。

そこで今回は、お客様から届いたご質問の中から、こちらのご質問に対して回答させていただきます。※あくまでも弊社の見解となります

質問:送料は今後どうなっていきますか?

質問:送料は今後どうなっていきますか?

結論から先にお答えさせていただくと、社会の大きな流れには少なからず影響されてしまうが、企業努力で削減できるコストを見直し送料無料の設定金額をなるべく低く保っていければと思っています。

楽天市場が送料無料ラインを発表した時の感想、
その後の対応に関しての率直な意見。

楽天市場が送料無料ラインを発表した時の感想、
その後の対応に関しての率直な意見。

モール側から事前にヒアリングがあったため、そうなっていくのだろうなという予測はしていました。そして、実際聞いた時は「ついにきたな」と思いました。

モールの特性に合わせて運営していくことは出店者として当たり前のことなので、何か大幅な変更があったとしても柔軟に対応すればいいという気持ちでいます。

とはいえ、懸念点もございました。「ほとんどの店舗が一斉に送料無料ラインに参加する」ということは、「楽天市場全体で送料無料の設定金額が低くなる」ということです。そうなると、結果として商品代金に反映され、モール全体の売価が高くなってしまうのではないかという懸念です。そうなると、他のモールやECサイトと比較した際の魅力が薄れてしまうのではないかと心配したのも正直なところです。

その点については、楽天市場側から、「ショップごとの差がなく統一されていた方がお客様にとってわかりやすい」「楽天市場をご利用いただく満足度が上がる」といった趣旨の説明を受け、それも一理あるなと納得いたしました。

しかし、「商品代金に反映されるかもしれない」といった課題は残っているため、作業効率化や運送会社の変更といった企業努力で対応していかなければと思った次第です。

弊社各店舗(モール)で設定している
「〇円以上ご購入で送料無料」の金額の根拠

弊社各店舗(モール)で設定している
「〇円以上ご購入で送料無料」の金額の根拠

1件の発送に伴う平均販売価格と、サイトごとに必要となるシステム利用料(手数料)を加味して決定しています。

送料無料が適用されやすくするため、お買い合わせしていただきやすい店舗づくりを意識しているので、上手くご活用いただきお得にご購入いただければと思っております。

▼ お買い合わせしていただきやすい店舗づくりとは......

ワケアリ特価品といった超低価格でお得なアイテムの出品や、ご家庭や日常でも使える「生活用品」といったアイテムも取り扱い、送料無料にするための帳尻合わせで無駄な買い物をしていまうことを避けていただけるような店づくりを意識しております。

社会全体で起きている配送料値上げの動きに関して

社会全体で起きている配送料値上げの動きに関して

ガソリン代を含め、社会全体の物価が上がっている現状では、仕方ないのかなというのが率直な感想です。

また、働き方改革によって労働時間が制限されていく中で、運送時間もさらに制限されていくといった影響も大きいのではないかと考えております(安全面、労働環境の改善という視点では必要なことだと思っています)

ただし、日本の配送レベルは、他国と比較するとかなり高く、過剰とも思われるほど早く正確です。この配送レベルが当たり前となっている社会全体の意識が変わらない限り、物流業界で働き方改革を行っていくことは、難易度の高いことでもあるなと感じております。

そのため、ヤフーショッピングでも試されているような、配送日に余裕がある日時指定を指定すればPayPayがもらえる施策のような「配送を緩和できるような施策」については、弊社でも検討していきたいと思っています。

繰り返しとなりますが、弊社では動かしようのない事情を踏まえつつ、できる限りの企業努力を行って参ります。

最近、話題になった「送料無料」表記に関して

最近、話題になった「送料無料」表記に関して

参照:送料無料表示の変更要請へ 政府、物流2024年問題で(日本経済新聞)

送料無料表示は消費者の購買意欲を誘う狙いがあるものの、消費者が物流コストを意識できなくなる恐れがある。(一部、引用)

ほとんどの利用者が、「送料無料」だからといって配達に携わる方々がタダ働きをしているわけではないことを理解されていると思います。そのため、「送料無料」に関しては、表記の問題ではないというのが感想となります。

その上でさらに言及すると、例えば、日本の一般的な飲食店では「水が無料」ですが、海外では有料であることも珍しくありません。日本では水源が豊かで高度に管理されているとはいえ、「飲食代に含まれているサービス(飲食代で賄えるサービス)」という前提で無料提供できているといった構図です。それにもかかわらず、無料だからといって、ポリタンクを持ち込み持って帰るような利用客が増えると、たちまち成り立たなくなるでしょう。

それと同じで、送料無料に関しても「商品代金に含まれている」という前提で、さらには配送元(モール・販売店等)と配送業者が関係性を築くことで実現しているサービスのひとつです。

つまり、無料だからだからという考えではなく、ひとりひとりがそのサービスに関わる人に節度を持って接していくことが大切なのではないかなと考えています。そして、日本ではまだ多くの方が節度を持って接されていると思います。

「では、どうすれば再配達を無くせるのか?」については抜本的な解決案が出せないのですが、今後も議論を繰り広げ、配送業者だけでなく販売店や利用者も交えて考えていく必要があると思っております。

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